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 医療事故インフォメーション

2018年~2019年 年末年始 2018年裁判結果

通常営業は12月28日金曜まで、1月7日からです。

その間の年末年始のご相談をご希望の方は、対応可能な場合がありますので、早めの日程調整をお願いします。

 

以下は、平成30年の新規提訴、判決又は裁判上の和解による解決の状況です。

新規提訴5件(大阪地裁、うち2件は関連事件) 

裁判上の和解による解決2件(大阪地裁=カテーテル感染、ステロイド副作用、神戸地裁=脱水) 

判決1件(京都地裁・一部勝訴=病院内転倒)

刑事告訴受理1件(大阪府警=腹膜透析)

大腸閉塞

最近、高齢者の方の大腸閉塞の事案のご相談が多いです。

以下は、基本書に書かれている教科書的な知識ですが、それを遵守しない医療行為によって、事故が発生しています。

 

小腸閉塞と大腸閉塞を含む腸閉塞は、高齢者の急性腹症の中で最も頻度が高く、大腸閉塞の原因としては、大腸がんが多いとされています。

私の相談事例では、大腸がんと並んで、便秘、糞便性腸閉塞が多いです。

腸閉塞は、強い痛み、嘔吐、腹部膨満が特徴的であり、XP検査又はCT検査で確定診断できます。

腸管に血流障害があり(=複雑性腸閉塞)、腸管の壊死・穿孔の可能性がある場合は、造影CTで評価します。

高齢者の場合は、痛み等の症状が一般の人より出にくいため、注意が必要です。

腸管の壊死・穿孔が生ずると、急速に細菌感染(Bacterial translocationn=BT)、敗血症が進行し、致死的となりますが、

腸管に血流障害がない場合も、血流障害を伴う複雑性腸閉塞に移行したり、BTを生じたりする場合があるため、厳重な経過観察が必要です。

大腸閉塞に関連する医療事故の多くは、虫垂炎等の他の疾患の場合でもそうですが、患者が腹痛を訴え続けているのに、祝日もため、画像検査をすぐにせず、翌日に予定したら、深夜に容態急変して死亡したとか、CT検査をしたが、主治医がそれをよく見ていなかったとか、一定の治療はしたものの、厳重な経過観察をしない間に容態が悪化して手遅れになったなというような、基本的なミスが原因で起きています。

ポイントは、このような基本的なミスであることが浮き彫りになる程度に、シンプルな事実関係を立証できるかです。

被害者・遺族の側は、事案を複雑化して考え、あれも悪い、これも悪いと、様々な過失を問題にし、病院側の落ち度が大きいと主張される傾向がありますが、

多くの場合、このような主張は、ご自分が思っておられるほど、立証できておらず、どれここれも採用されず、成功しません。

 

 

 

アルカミドの合併症による美容医療事故を提訴(平成30年9月3日)

あさひ美容外科で「アルカミド」というフィラー(ゲル状の充填剤)を頬に注入する美容医療を受けた女性に感染症が発症し、アルカミドの存在により、治療困難となり、5か月かかって感染症は治療できたものの、頬に顕著な傷跡、口の運動障害、頬の感覚障害等の後遺症が残った事案です。

アルカミド、アクアミドなどの非吸収性フィラー(体内で吸収されず、存在し続ける)は、しわ取りなどの美容整形の効果が吸収性であるヒアルロン酸などに比べて長く続くとされれいますが、その反面、腫脹、硬結、感染症、血流障害等の合併症のリスクが高く、かつ、フィラーが存在し続けるため、リスクが長年続き、しかも、発症した場合の治療が困難となる傾向があるとされています。

国内外で上記のような合併症が報告され、国内では、少なくとも顔面には使用しない美容外科が多いのですが、利潤が高いため、あさひ美容外科等の一部の美容外科が、その危険性を説明しないまま使用を継続しており、非常に問題です。

美容医療の関係者からは、同様の被害は多発しているが、美容医療の特殊性から、被害を公にしたくないため、少額の和解で解決するケースが多いと聞いています。

具体的な情報をお持ちの方はお知らせ願います。

同種被害に遭われた方は、ご相談を承りますので、ご連絡下さい。

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